本日は、くま教育センターのホームページにおこしいただきまして有り難うございます。私は、幼児教育に関わって約30年ずっと現場に立つことにこだわってきました。ネクタイをしめることなどはめったになく、いつもトレーナー姿で子供達とふれあい、「くませんせい」と子供達から呼ばれています。おかげさまで、現在何千人もの子供達が「くませんせい」から巣立っていってくれています。
くま教育センターでは、受験を目標にはしていますが、最終目的に据える、いわゆる“お受験”の勉強とはかなり違います。当初は、小学校に入るまでに必要な言葉の知識や数の概念を教えるという目的をもっていました。しかし、子供と保護者からもうひとつ意欲が伝わってきませんでした。ところが「受験」という言葉を口にしたとたん、どんどん変化していきました。これは目的意識を持つことによって生まれる変化だと気づきました。そこで、受験というものを成長過程でのひとつの節目ととらえて目標を定めてもよいのではないかと考えました。
今、家庭で忘れられている当たり前のことを子供と保護者に思い出していただくことから始めます。例えば、挨拶です。これは家庭のきずなを深める基本であり、子供の人間形成の上でも大切なものです。家で、お母様方は子供に『次は何をさせよう、さあ、その次は・・・』と意気込むばかりで、『子供に何を体験させてやろうか』という気持ちを忘れておられるように思います。子供に実際に行動させ、良いところを認めて、人格を称賛してあげること。そして、次に大切なのは、他の子供達にも共感させることです。大人が教えられる部分は、40%、残りの60%は子供同士で学ぶものですから。
私自身も若い頃には、良いカリキュラムを作って、良い指導をすることばかり考えていました。ところがある時、一番大切な事は、汗と涙を流し体当たりで指導すること、子供と一緒に体験することで熱いものを感じさせることだと気づきました。そのために必要なことはひとつです。腹の底から子供が好きということです。子供の寝顔を見ると『いとおしい』と思うでしょう。その気持ちです。子供がもっているアンテナは敏感ですから、熱いものをちゃんと感じ取ります。つまずいたこともありましたが、立ち直る原動力になったのもこの気持ちでした。だから、これから育っていく子供達にも本当に好きなことに出会って、意欲と目的を持った人生を送って欲しいと思っています。
幸い、偏差値だけで育った今の親世代も、『ナンバーワンになることだけに人生の意味があるのだろうか?』と疑問を持ち始めています。この気持ちを大切に育てていきたいと思います。これからもずっと「くませんせい」は子供たちと一緒に学んでいきます。
くま教育センター代表
熊本 季治
熊本 季治(くまもと すえはる) 1947年京都市生まれ。
幼児の持つ無限の可能性に魅せられ京都幼児教室を開講、その後、東京こどもセンター関西教室を開講幼児教育の研究実践に取り組む。
平成4年3月同校より独立。水野茂一先生の教育理論を継承し、独自の教育展開と、こどもを信じ発露をもったこどもたちを数多く育て、受験のマイナス思想を プラスへと提案しつつ二十一世紀を担うこどもたちの指導にあたり「くま先生」の愛称で保護者からの信頼も厚い。
幼児の持つ無限の可能性に魅せられ京都幼児教室を開講、その後、東京こどもセンター関西教室を開講幼児教育の研究実践に取り組む。
平成4年3月同校より独立。水野茂一先生の教育理論を継承し、独自の教育展開と、こどもを信じ発露をもったこどもたちを数多く育て、受験のマイナス思想を プラスへと提案しつつ二十一世紀を担うこどもたちの指導にあたり「くま先生」の愛称で保護者からの信頼も厚い。







